"山人の住む"奈良市山村は円照寺がひっそりとした山里。志貴皇子の孫・早良親王の非運を思う崇道天皇陵から聖武天皇の高円尾上宮、奈良の飛鳥・元興寺のある奈良町へと歩く。
神功皇后、日葉酢媛、仁徳天皇皇后の磐姫…奈良山は静かな女人の御陵が似合う。「立ちかはり古き都となりぬれば道の芝草長く生ひにけり」と詠われた平城宮跡に第1次大極殿正殿を復原。華やかな都が再現された。
万葉故地を誰よりも愛した当会生みの親・犬養孝揮毫の大和盆地の万葉歌碑をめぐる。平成20年に移転された平城京の西の市。上宮遺跡は法隆寺の近く。百済や三宅、高山などへ。
将来を嘱望された大津皇子は父・天武天皇の崩後、謀反罪でとらわれ磐余の池に辞世歌を残して世を去った。律令国家の完成を目指した持統女帝とは相容れなかった悲劇の皇子をしのぶ。
人麻呂の阿騎野連歌は天武天皇と持統天皇の愛児草壁皇子を忍び、草壁の忘れ形見・軽皇子(文武天皇)10歳の時、阿騎野に狩猟したときの歌。“真木立つ荒山道"の狛峠を歩く。
平城京の万葉人は早く黄葉をみたいと春日山を眺めたが今日では11月末が見頃。春日若宮から東大寺境内、志貴皇子ゆかりともいう奈良豆彦神社、奈良時代初期の女帝の陵墓へ歩く。
琵琶湖岸の歌碑をめぐる。北の伊香郡高月町にある美しい観音像を拝し、湖北町から彦根市へくだる。高市黒人「磯の崎漕ぎたみ行けば近江の海八十の湊に鶴さはに鳴く」碑は湖の岸に。
和歌山市加太から大阪府岬町まで海岸線をたどる旅。東から北に淡路島はいつも霞んでいる。「時つ風吹飯の浜に出で居つつ贖(あが)ふ命は妹がためこそ」と吹く海辺の寒さもまたよし。
大和から近江の往還の道は近世の奈良街道。宇治川ほとりから森陰少ない木幡や石田の森、山科の天智天皇陵へ、市街地に埋もれた故地を訪ねるコース。交通繁多のため人数制限します。
*「特別万葉旅行」「平城遷都1300年祭協賛 大和路万葉旅行講座」を除く。
日帰り10回分(平成22年4月~23年3月)・12,000円の会費前納制。 (1)「歩く会」の実施月に参加票を送付。会費不要、交通費・拝観料・入館料などは当日払い。 (2) 「バスツアー」は申込み後、月別会費より1,400円引き会費を12日前までに振り込む。 (3) 欠席者にテキストを送付。④全回出席すると年間計2,000円の会費がお得に。 【申込み】 4月9日までに12,000円(5月参加からは5月7日まで10,800円)を振込用紙に郵便番号・住所・名前・年齢・電話を明記、下記に振り込む。
日帰りの会・月毎の申込み制。 (1)「歩く会」は1週間前までに申込み、会費・交通費・拝観料・入館料など原則当日払い。 (2)「バスツアー」「バス&ハイク」は14日前までに申込み、12日前までに会費を振込む。 (3)申込みはファクスまたは葉書、E‐Mailで、〒・住所・名前・年齢・電話と「参加月」を明記して下記へ。 (4)当該月に参加案内を送ります。 ★テキスト 毎回配布。副読本に犬養孝著『改訂新版 万葉の旅』3巻を使用。
郵送、FAX、Eメールで下記へ 万葉の大和路を歩く会事務局 〒631-0004 奈良市登美ヶ丘3‐2‐11 TEL 0742-44‐0373 FAX 0742‐45‐7487 E‐Mail ManyounoYamatojiwoArukukai@msn.com
ゆうちょ銀行振替口座 00900-1-130345 万葉の大和路を歩く会
(1)体力、体調をチェックしてから。健康状態のすぐれない方はご遠慮ください。 (2)お渡しした参加プレートは、必ず見やすい所にお付けください。 (3)天候・その他の理由により、コースを変更する場合があります。 (4)交通ルールを守り、車両等に各自で充分注意してください。 (5)スタッフやボランティアサポートの指示を聞き、危険な行動はしないように。 (6)参加者のケガや他に与えた損害等について、当会は一切の責任を負いません。 (7)定められたコースから離れる場合は、棄権されたものとみなします。 (8)弁当ガラなどのゴミは、必ずお持ち帰りください。 (9)タバコなど火の始末は、各自で責任を持って処理してください。 (10)草花は見るだけ、心に思い出を。採集などしないようにしましょう。 (11)文化財は私たちの財産です。後世に美しい姿で残すよう大切にしましょう。 (12)当会終了後、寄り道されるときは自宅へ電話を入れておきましょう。
服装
★南都明日香ふれあいセンター ・犬養万葉記念館“開館10年” 奈良県高市郡明日香村岡1150 TEL 0744・54・9300 FAX 0744・54・4700 近鉄橿原神宮前駅東口または飛鳥駅から明日香周遊バス、岡寺前下車 月曜休館。4~5月、10~11月無休 入館料大人一般300円 「寧楽の万葉・恋ものがたり」展 平成22年3月19日~23年3月13日。平城宮跡周辺に残された情熱の炎。大伴家持を慕う笠女郎、中臣宅守と狭野弟上娘子の待ちわびる恋歌などを佐保山、奈良山、宮跡の西門に訪ねる万葉恋ものがたり展示他。 「若菜祭」(要申込み) 日時 4月4日(日)13時~16時半 場所 明日香村中央公民館大ホール 参加 会費500円 ◎講演 水野正好・奈良大学名誉教授「古代ミソギの遺跡・いまよみがえる」 ◎「明日香村で万葉歌を朗唱する会」 一般参加者を募集。万葉装束を借りて、好きな万葉歌をうたいましょう。事前申込みを。
★奈良・藤原・飛鳥の万葉歌碑スタンプラリー&万葉歌碑めぐり 期 間 4月1日(土)~5月31日(木) 奈良の歌碑 西大寺・法華寺・西方寺・添御県坐神社・狭岡神社・佐紀池北東・佐保川3基・佐保山茶論・春日野荘の11基。A・Bコース 藤原・飛鳥の歌碑 藤原宮醍醐池東・香久山中腹・雷丘東・甘樫丘・飛鳥坐神社・大原神社・真神荘・川原寺前・飛鳥川岡橋本・甘樫橋北・ゴール犬養万葉記念館の11基。C・Dコース 講師と歩く歌碑めぐり 4月=3日(土)A▲11日(日)B▲17日(土)C▲25日(日)D▲29日(祝)A▲5月=1日(土)B▲3日(祝)C▲4日(祝)D▲9日(日)A▲15日(土)B▲29日(土)C▲30日(日)D。10時~16時。事前申込みを 主催 犬養万葉記念館に協力する会 〒631-0004 奈良市登美ヶ丘3-2-11 TEL 0742・44・0373 FAX 0742・45・7487 E-mail Inukai-Manyou-Kyouryokukai@msn.co ★平城京万葉フォーラム シンポジウム 期日 5月22日(土)13時~16時30分 会場 奈良市魚屋町の奈良女子大学記念講堂 主催 全国万葉協会(TEL 0742・44・0373)
万葉風土と私
犬養孝の言葉から
わたくしは万葉の故地にどれほど脚をはこんだかわからない。雨の日に、雪に、快晴に、万葉の故地は時に応じて趣を異にした姿を見せてくれる。万葉の歌は、あたうかぎり時代を昔にひきもどすと同時に、歌の生まれた風土におきなおして見なければならない。 大和の万葉故地も、みずからの脚で歩くのにまさるものはない。
万葉学会編集委員/上代文学会理事/美夫君志会理事/奈良県立万葉文化館評議員/高岡市万葉歴史館運営評議会委員。専門は上代国文学。初期万葉の作品論、及び山部赤人、高橋虫麻呂の研究。共編著に『古代の歌と説話』『万集事始』『セミナー万葉の歌人と作品』『万葉集索引』『万葉拾穂抄』。奈良市在住。